つれずれなるままに

生きていると色々ありますね

日だまりの記憶

朱色の絨毯の部屋には

オルガンがあった

 

いつも日が差し込んでいた

日だまりの部屋

 

母がオルガンを弾く

マシマロに包まれたような音で

 

音があたたかい

部屋があたたかい

 

そこは日だまりの部屋

朱色の絨毯の部屋

 

あなたはたにん

気持が見えなくて

どうしていいのか分からず

作り笑顔の私は

 

そう

もう終わりなのかも

そんな気もして

 

他の人の肌が恋しくなったりして

あなたが1番遠い他人に思えて

 

もうどうでもいい

あなたなんて

 

 

動揺する歯

斜めになっていた

そして

動揺していた

 

なぜ なぜ

 

知らなかった

生え変わりの時期

 

そっか

ついこの間、生えたって喜んでいたら

もう抜けていくんだ

 

動揺する歯に

不思議な気持になる

白黒

黒いところが

どんどん黒くなって

あなたを追いつめて

私も追いつめられて

 

2人はどんどん違う方向へ逃げて

逃げて逃げて逃げて

違う所へ行ってしまった

 

違う景色を見るようになってしまった

 

オセロの丸いヤツみたいに

あっちから見たら黒

こっちから見たら白

 

同じ場所へ逃げられたら良かったのにね

春の匂い

空気が潤んできて

やわらかく

陽の光が

すこし眩しく

 

かすかに緑の匂い

わずかに あなたの匂い

 

全て吸い込んで

春の匂い

迷路

そんなに 追いつめないで

もう少し 時間を下さい

 

だって そんなすぐに

答えは出せないよ

 

グルグル グルグル回る

時間を下さい

 

何が1番大事なの

何が1番必要なの

何が1番あたたかいの?

音で跳んで

大好きな音で跳ぶ

週末は

もう誰にも邪魔されなくない

 

跳んで

跳んで

跳んで

 

もう私など

どうでもよくて

 

ここにあなたがいたら

もっと良かったのに

 

20年経ったのに

まだ私の心は

あなたのもとに